本日のBGMはラルク・アン・シエルのアルバム――「KISS」です。このアルバムで一番好きな「SEVENTH HEAVEN」をライブで聴いたので、久しぶりに聴きたくなりました。他には「砂時計」「ALONE EN LA VIDA」「海辺」などは好きなのですが、あとはすっ飛ばすという、好きな曲の比率が低いアルバムなので、めったに聴きません。「REAL」とか「Tierra」とか「HEART」とか「ray」とか、個人的にもっと完成度が高いと思え、聴きたいアルバムはたくさんあるので。
さて、先月30thラニバことL'Arc~en~Ciel 30th L'Anniversary LIVEのフィナーレである東京ドーム公演に行ってきました。ひと月前のことで今さら感はありますが、途中まで書きかけていた記事を長野遠征記のついでにようやく書き終えたので、アップしておきます。備忘録なので。
30thラニバは去年常滑公演と幕張公演に参戦しましたが、ツアーに組み込まれている代々木公演とは別に東京公演をやるからにはセットリストが異なる気がしたので、例によって見そびれるのは嫌だと思い土日の両方を申し込んだら、またまた両日当選。1回観られれば十分だったのですが、電子チケットなので気軽に譲ることもできないし、初日と二日目ではとりあえず何曲かは違う曲を演奏してくれるので、二日連チャンで参戦してきました。次のライブは5年後かもしれませんし。
思ったとおり、近年稀に見る神セトリの素晴らしいライブでした。前回のライブ記事で、
「もう一度「White Feathers」が聴きたい~、「All Dead」「ガラス玉」が聴きたい~。でも無理そうだから、せめて「Lies and Truth」「fate」「いばらの涙」「Pieces」「LOVE FLIES」「叙情詩」「星空」あたり、次は是非是非お願いします!」
と書いたのですが、なんと「Lies and Truth」「fate」「いばらの涙」「叙情詩」「星空」をやってくれました。泣くまでには至りませんでしたが、さすがに涙ぐみました。「ray」収録のお気に入り曲「Sell my Soul」や、初日参戦だった25thラニバでは聴けなかった「瞳の住人」も今回は聴けました。その他、大好きな「HEART」からの曲が多く、「虹」を筆頭に「Lies and Truth」「fate」「Shout at the Devil」、そして「Singin'in the Rain」まで披露してくれました。初日はhydeの声の調子がイマイチだったのですが、選曲の良さで帳消し。二日目は初日よりも調子がよかったので、二日連続で来た甲斐があったと思いました。
ということで、ライブ自体は常滑や幕張よりも満足度が高かったのですが、このライブは直前に座席変更があり、申し込み時はすべてアリーナだったSS席が1階スタンドまで広がり、アリーナが増えたせいで、当然のことながら1階スタンドだったS席は2階スタンドまで広がり、アリーナだからSS席を申し込んだのに1階スタンド、1階スタンドだからS席を申し込んだのに2階スタンドという観客が発生することになり、ネット上で炎上し、ヤフーニュースにも取り上げられました。
私も影響を受けた一人で、両日ともS席を申し込み、初日は1階スタンドの無人の最後列の手前、二日目は2階スタンドの最前列でした。2階の席は最前列かつ、ほぼほぼセンターだったので視界は悪くなく、ステージまでは遠かったのですが、距離的には1階の後列でも変わらないので、予期せず2階にはなりましたが、座ったときには悪くない気がしました。初日に参加し、バックステージに移動しての演奏があることも知っていましたし。ところが、なんと東京ドームの2階スタンドの最前列は立てない席でした。ラルクのライブで立ち上がれないなんて、「SEVENTH HEAVEN」を生で聴きながら踊れないなんて、なんの拷問かと思いました。観客がやるウェーブも座ったまま手を挙げるしかないので、まったく参加した形になっていなかったと思います。コロナ対策でマスク着用、声出しNGなので、約3時間座ったまま無言……感染対策は徹底していましたが、収容人数制限がなくなって左右の席にも人が座っているので体を揺らすこともできず、かろうじて足でリズムを取りながら、ひたすら手拍子と拍手をくり返し……それでも参戦できてよかったです。
ラルクさん、今回も有意義な時間をありがとうございました。座席変更騒動のSNS炎上など、昔だったらあり得ない、考えられないことが起こる時代ですが、それも世代をまたいで長く第一線で活動をしているからこそ経験できることで、勲章みたいなものです。またライブ開催をお待ちしています。35th前にあるといいのですが。
東京ドーム公演初日の記念チケット画像
東京ドーム公演二日目の記念チケット画像
S席チケットに付いていたメモリアルグッズ。ツアーとは違うもので、また初日と二日目で色を変えているところに、ラルクさんの気遣いを感じまし。
アンコール
アンコール