羽生雅の雑多話

引越してきました! 引き続きよろしくお願いします!

コロナ感染記

 今までで一番大きなコロナウィルスの感染流行である第7波がやってきましたが、ついにこのビッグウェーブにのまれてしまいました。トホホホ……。

 

 発症日(0日目)……喉に違和感がありましたが、冷房をつけっぱなしで寝るとよくあることなので気にせず仕事に行ったところ、午後になって痛みだし咳も出はじめ、やたらと水分がほしくなり、5時間の会議&打合せで500mlペットボトル3本がカラに。その時は打合せで吠えすぎたせいかと思い、気にせず、8時過ぎまで仕事。帰宅すると、喉の痛みに加えて腰も痛くなり、悪寒もしはじめたので、おそらく熱が出るのだろうと予測し、早めに就寝。

 

 1日目……腰をはじめ体の節々が痛いので検温すると38.7度。インフルエンザ以来の高熱で、これはまずいと思ったので、発熱外来に行かなければと思いましたが、とても自力で行けそうになかったので、市の新型コロナウィルス感染症コールセンターに電話し、発熱外来まで行ってくれるタクシーなどがないか訊いたところ、「そういった案内はしていないので、ご自身で探してください」とのこと。探せないから連絡しているんだが……と腹が立ちましたが、仕方がないので、3回目のワクチン接種をしたクリニックに電話。しかし1時間以上経っても繋がらないので、市のホームページの発熱診療等医療機関のリストに載っていて、歩いていける医者3件ほどにかけましたが、どこも繋がらず。何分かおきに電話をかけるのもつらくなってきたので、またコールセンターに電話し、受診できる医療機関を探してもらおうと思いましたが、「こちらは受診可能な機関を案内するだけで、予約はご自身で連絡してお取りください」とのこと。「それって、ホームページのリストに載っているところを教えてくれるだけですよね。なら、見ればわかるのでけっこうです」と聞き取るのも話しつづけるのもつらいので断り、再び電話のくり返し。11時過ぎにようやく繋がったときには本日の予約はいっぱいで、予約は当日のみなので、翌日以降の受付はできないとのこと。もう疲れ果てて、起きていられなかったので寝ることにしました。

 

 2日目……熱は38.6度。前日から熱が高いだけで頭は痛くないけど唾を飲み込むのもつらいほど喉が痛かったので、飲むのも食べるのも困難な状態でしたが、食欲はあったので、生姜湯を飲んで少し痛みが和らいだところでスモークチーズやレトルトおでんなどを食べ、あとは牛乳と野菜ジュースを流し込み栄養補給。けれども、ただ水を飲むのもきついので、水分補給もまず生姜湯を飲んでから。この日は朝から雨で、発熱外来の予約が取れたとしても体力的に外出は無理そうだったので、電話もせず。前日と同じく風邪薬を飲むために食事をし、食事や水分を摂るために生姜湯を飲む――のくり返し。

 

 3日目……熱は37.6度。多少下がったせいか節々の痛みはなくなり、雨も降っていなかったので、今日なら行けると思い、予約が取れれば一番早く診てもらえそうな内科に9時に電話。2回で繋がって、1時間以内に折り返すという返事。折り返しの電話で来院前にカルテを作ると言われて問診を済ませ、30分後に時間を決めて訪院。一般患者がいる医院内には入れないため、指示されたとおり玄関に着いたら電話をすると、防護服を着た医師が出てきて、パルスオキシメーターで血中酸素濃度測定後、PCR検査キットと希望した喉の痛み止めを渡され、家に帰ってまた持ってくるのはしんどいので、その場で唾液をためることに。来る途中に雨が降ってきたので、雨が降る中、往来に面した医院の玄関先でひたすら試験管にツバをためました。早く帰りたい一心でなんとかためて、いったん院内に戻り再び現れた医師に試験管を渡し、家に帰るなり薬を飲むために生姜湯を飲んで食事をし、処方された薬――カロナール500を飲むと、しばらくして、つらかった喉の痛みが驚くほど和らいで、水も普通に飲めるようになり、午後には熱も平熱に。検査結果がわかるのは翌日の夜とのことでしたが、陽性だった場合の隔離生活に備えて二日前に注文した食材が、ちょうどその日に届いたので、長期戦に備えて久しぶりにガッツリ食事。

 

 4日目……朝から平熱で、喉も違和感は残るものの痛みはなかったので、薬を飲むのを中止し、普通に生活。17時過ぎに医院から電話があり、結果は陽性。なので、神奈川県療養サポートに登録したり質問票に答えたり、仕事関係に連絡したり、予約していた店をキャンセルしたり、歌舞伎座のチケットを売りに出したり等々……症状が改善していたのであれやこれやできましたが、熱があるままだったら、質問状に答えることすらしんどかったと思います。

 

 5日目以降は熱がぶり返すこともなく、たまに咳き込み、喉や耳が痛くなるぐらい。しかし、いかにも病み上がりといったようなだるさがあり、在宅ワークをする気力はなかったので、おとなしく自宅療養。仕事のことを考えるとストレスになるので潔く忘れて、どこにも行けない隔離生活の気晴らしを兼ねて、明智研究などをしていましたが、集中力が続かず、午後になると暑さからくる疲労もあって、夕方は疲れて遅い昼寝をしていました。

 

 ということで、12日間ほど予期せぬ巣ごもり生活をし、今週から仕事に復帰しましたが、依然として喉や耳の調子が悪く、喉は引っかかる感じがし、声を出すと耳に響き、歩いても耳に響き、飛行機がランディングするときのように聞こえにくいし、これが後遺症かと思っています。復帰後、容赦なくある会議や打合せ現場で「すいません、大きな声でしゃべってください」と、耳の遠いお年寄りのようなお願いをして仕事に戻っています。仕方がありません、働かなければ食べていけないので。いつ治るのか、治るのか治らないのかもわかりませんし。困ったことですが、これぐらいで済んで、重症化しなくてよかったと思うべきなのでしょう。隔離期間にあたってしまい、行けなくなった歌舞伎座の「風の谷のナウシカ」も、チケットは売れませんでしたが、結局出演者たちのあいだでクラスターが発生し、公演自体が中止になったので、全額払い戻しの対象になりましたし。まだ運がいいほうなのかもしれません。