羽生雅の雑多話

引越してきました! 引き続きよろしくお願いします!

ドデカニソス諸島旅行記 その1~デュッセルドルフ経由ロードス島

 今夏はギリシャのドデカニソス諸島に行ってきました。アテネデルフォイ、メテオラを巡った本土周遊、イオニア海のコルフ島に続いて三度目のギリシャですが、ギリシャ神話スキーなので、何度行っても飽きません。
 
 ドデカニソス諸島はエーゲ海の南東、ギリシャといっても首都アテネから一番遠いところに位置し、かえってトルコのほうが近いくらいで、ドデカニソス諸島最大の島であるロードス島からトルコのアルマリスまで船で約2時間半という地理になります。なので、用もないのにアテネを経由すると飛行距離が無駄に長くなって時間がもったいない上に、現在は日本からアテネまでの直行便もないため、アテネ経由だとロードス島まで最低でも3便の乗り継ぎになるため、スターアライアンスチームの全日空エーゲ航空を利用してドイツ経由で行くことに。成田発11時でデュッセルドルフに16時着、日付が変わる頃にロードス島に着く乗り継ぎ便もあったのですが、行ったことのない島で治安やら何やら勝手がまるでわからなかったので、大事を取って空港近くのホテルに1泊し、翌日の午前便でロードス島に飛びました。
 
 ロードス島のディアゴラス空港で、イスタンブール経由でアテネに入り、デルフォイなどを巡ったあと、ひと足早く島に着いていた友人と合流。高校時代からの友人ですが、中学校の理科の先生で夏休みが長いため、基本的に現地集合、現地解散です。コルフ島の時も、島の空港で会い、長距離バスターミナルで別れました。
 
 ドイツで見たことがあり、明らかにお古の車両とわかる路線バスでロードスタウンまで行き、終点で降りて、そこからは徒歩で旧市街にある予約したホテルへ。ロードス島の旧市街は街全体が世界遺産で、中世にエルサレムから移住してきた聖ヨハネ騎士団が造った、城壁に囲まれた石造りの街です。

イメージ 1

イメージ 2
 
 よって、歴史的価値も高くて美しい、たいへん素晴らしい街並みなのですが、基本的に石畳で、しかも丸い小石を敷き詰めた道が多いので、スーツケースなどのキャリーバッグを引くのはひと苦労。目抜き通りであるソクラテス通りの脇道であるエフドキアの路地を入ったところにあるホテルにチェックインしたときには、もうヘトヘトでした。しかも、そのエフドキアホテルは歴史的建造物を利用したホテルだったので、エレベーターはなし。階段も屋根裏に続くような、細くて急な階段でした。荷物は運んでもらえましたが。
イメージ 3
 
 到着日にあてがわれた部屋は、昔は召使い部屋だったのではないかと思われるような狭いツインルームで、次の日から二泊三日の島巡りののち、再びロードス島に戻ってきて同じホテルに三泊することにしていた我々は、それを考えると憂鬱になるぐらいの部屋でした。新市街の海沿いに数あるビーチ客向きの大型ホテルに泊まっても、建物も周囲も風情がなくておもしろくないので、旧市街ド真ん中のブティックホテルを選びましたが、この部屋を見るかぎり、どこがブティックホテルという感じ。
 
 とりあえず気を取り直して、気温20度のデュッセルドルフ仕様の服を半袖短パンのリゾート仕様に着替えて、まずはマンドラキ港へ行き、翌日の高速船のチケットを購入。その後、港にある、クルーザーに持ち込むための食材を売るスーパーマーケットで友人が生イチジクを買い、メインストリートのソクラテス通りに戻って、夕食を摂る店を探しつつ、ぷらぷらと町歩き。4年前にコルフ島に行ったときに買った『地球の歩き方』に載っていた店に行ってみたら、通り沿いで落ち着けそうになかったので、観光客があふれる本道を離れて、枝分かれした通りに面した店の屋上にあるガーデンテラスに入り、カラマリをつまみにグリークワインをいただいて、この日は終了。