羽生雅の雑多話

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ドイツ城めぐり旅行記 その2~ライン川クルーズ ビンゲン→ザンクト・ゴアールスハウゼン

 翌日は、ホテルをいったんチェックアウトし、また次の日に戻ってきてチェックインするのでスーツケースは預かってもらい、例によってエキスパンド機能が付いた3ウェイバッグに一泊二日の準備をして、ライン川観光に出かけました。

 
 シュトゥットガルト発7時37分の I Cの切符を取っていたので、30分前に駅へ行き、駅構内の売店で朝食用のパンを調達してから、電光掲示板にしたがってホームへ。その日の朝の外気温は4℃ぐらいで、パンと一緒にコーヒーも買ったのですが、あまりに寒くて、待っているあいだにほとんど飲み干してしまいました。私がヨーロッパに来る前はこの地域の気候も半袖でもいいぐらいの陽気で、しかも日本でチェックした天気予報によると、次の日からはまた気温が戻るとのことだったので、暑くなったら折りたたんで荷物にしまえるくらいペラペラのコットンのコートで行ったのですが、大失敗でした。結局最高気温も13℃ぐらいで、道行く人はみなダウンとか革のジャケットとか着ていましたから。

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朝のシュトゥットガルト駅。ベンツの街であることは知っていましたが、駅舎の上でロゴマークが回っているほどとは思いませんでした。
 
 とはいえ、寒いからといって駅構内の建物内に戻るような時間もなかったので、コーヒーで凌ぎつつ電車が来るのを待っていましたが、時間になっても来ないので、ホームにいる車掌さんらしき人に訊いたところ、一人目は埒が明かず、二人目にはもう出発したと言われてしまいました。けれど、15分前からここのホームで待っているとN氏が訴えたところ、自分のスマホを取り出して確認してくれ、我々が乗るはずだったICはキャンセルになったから、向かい側のホームに停まっている7時53分発ケルン行きのICに乗ってマンハイムで乗り換えろと言われました。よくわかりませんでしたが、とりあえず方向は同じで、ビンゲンからの船の時間が決まっている我々は遅れるわけにはいかなかったので、言われるがまま出発直前の目の前の電車に飛び乗りました。
 
 発車後、2等車両を移動して通路を挟んで空いている2席を見つけて座っていると、しばらくして、シュトゥットガルト駅のホームで話を聞いた女性の車掌さんが検札にきて、切符を見ながら、マンハイムで乗り換えればマインツで予定の電車にキャッチアップできる、降りないとマンハイムからフランクフルト空港までノンストップというようなことをアドバイスしてくれました。なんとか間に合いそうなので安心し、買ったパンを食べてひと息入れると、遅ればせながら、オンラインで切符を買ったときに、何かあったら連絡を受け取るにチェックを入れたことを思い出したので、スマホで連絡先にしてあるyahooメールをチェックしたら、DB(ドイツ鉄道)からキャンセルの連絡と代替列車の案内がちゃんと届いていました。メールは無料Wi-Fiが使えるところでしかチェックしない上に、yahooメールはスマホ用のメルアドではないので、日本を出てからは一度もチェックしていませんでした……意味なし。

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DBから届いていたメール連絡
 
 車掌さんに教えられたとおりマンハイムでICを乗り換えると、マインツで乗るはずだった10時3分発の電車に追いつき、当初の予定どおり31分にビンゲン・シュタット駅に到着することができました。特急列車の突然のキャンセルには驚きましたが、アフターフォローがすごいとN氏と唸っていました。
 
 ビンゲン・シュタット駅からライン川はすぐ近くで、クルーズ船の乗り場も徒歩5分ぐらい。N氏が事前にオンラインで購入してくれたのでチケットは手元にありましたが、念のためプリントアウトしたチケットで本当に乗れるのかチケット売り場で確認。まったく問題なく、船の出航時間は11時半で、まだ30分ほどあったので、近くの中州にあるねずみ塔や、対岸のリューデスハイムのモニュメントがよく見える場所を探してプラプラしていました。

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ビンゲン・シュタット駅

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ビンゲンの対岸、リューデスハイムのブドウ畑とライン川の鴨

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ビンゲンから下流方向に見るライン川。向かって左に見えるのがねずみ塔、右に見えるのがエーレンフェルス城址
 
 時間になったので、船乗り場へ行き、乗船。ビンゲンに着いてから小雨が降り出したのですが、ちょうど止んだので、船室の上のテラスに行きました――メッチャ寒かったですが。この日はわけがわからない天気で、船に乗っている1時間半のあいだに、晴れたり、霰か雹みたいな雨が降ったりと、目まぐるしく天候が変わりました。

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ねずみ塔。川中島の上にあります。

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エーレンフェルス城址。今は廃墟です。

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ラインシュタイン城とDB列車。この辺から雲行き、怪しくなりました。

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ライヒェンシュタイン城。ついに霰が降ってきました。

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ゾォーネック城。雨、止みました。

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ハイムブルク城。晴れました。

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シェーンブルク城とオーバーヴェーゼルの町

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ローレライの岩山(左)。伝説の地なので、ライン川観光ではこれが一番見たかったのですが、いつのまにか通り過ぎてしまい、急いで船の後ろに行って撮りました。
 
 13時過ぎにザンクト・ゴアールスハウゼンに着き、下船。船の中でも食事はできたのですが、当然のことながらメニューが限られていたので、下りてから食べることにし、ゼクトを1杯飲んだだけだったので、さっそくお昼を食べることにしました。

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ザンクト・ゴアールスハウゼンより、対岸のザンクト・ゴアールの町とラインフェルス城

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ザンクト・ゴアールスハウゼンの船着き場の近くにある世界遺産のモニュメント。ユネスコ非公式っぽいですが……わかりません。
 
 その日泊まるホテルは対岸のザンクト・ゴアールにあるラインフェルス城内のホテルで、いずれにしろ川を渡らなければならないので、まずは対岸行きのフェリー乗り場を確認しようということになり、N氏がクルーズ船の切符売り場に訊きにいきました。戻ってくると、中学生ぐらいの少年がおばあちゃんの監督のもと店番をしていて、ついでにお薦めのレストランを訊ねたら、教会から三つ先のお店を紹介されたというので、そこへ行ってみることにしました。

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ザンクト・ゴアールスハウゼンのローレライ=ブルゲン通り(ローレライと城までの道)。教えられたお店は、手前ではなく奥の教会の先でした。

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教会を越えると、ザンクト・ゴアールスハウゼンのアルトシュタット(旧市街)を見下ろすようなブルク・カッツ(ねこ城)がありました。
 
 レストランでありコンディトライと言われたようで、お店は入口を入るとケーキ屋さんで、奥がレストランになっていました。食事メニューはシュニッツェルの種類が豊富だったので、マッシュルームソース味のものと、ハウスワインリースリングを注文。ドイツならではの大量のポテトの付け合わせもあり、量が多かったので全部は食べ切れませんでしたが、美味しかったので、N氏が対岸に渡る前に、ぜひ少年によいお店だったとお礼を言いたいと言うので、それならお礼に5円玉をあげてきてと頼みました。以前新聞の投書欄で、海外では穴があいているコインが珍しいため喜ばれると読んだことがあったので。N氏の報告によると、少年ではなく、おばあちゃんが「穴があいている!」と驚いて喜んでいたらしいですが、まあどちらでもいいです。それと、そのお店は少年の両親が経営しているとのことでした。

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アルトシュタットの路地側にある「カフェ=コンディトライ・ローレライ」のお店の壁
 
 フェリーでザンクト・ゴアールに渡り、次の日は電車でシュトゥットガルトに戻るので、駅を確認してから、バスでラインフェルス城へ。夕方の4時前でしたが、すでにシャトルバスは終わっていたので、路線バスで行きました。城へ向かう途中、スーツケースを引いて歩いている日本人らしき観光客を見かけましたが、ほとんど登り坂なのでキツかったと思います。

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ザンクト・ゴアールとザンクト・ゴアールスハウゼンを結ぶフェリー。少年の話によれば、午後9時まで10分に1本出ているとのこと。この付近がライン渓谷で川幅が一番狭くなるところだそうですが、車が直線で走れるように接岸するので、この船の動き、ちょっとすごかったです。

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ザンクト・ゴアールより、対岸のザンクト・ゴアールスハウゼンの町とねこ城

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ザンクト・ゴアールのメインストリート、ヘーア通り。ラインフェルス城が目の前に見えます。
 
 ラインフェルス城に到着後、ホテルにチェックインし、一度部屋に行って不要な荷物を置いてから外出しましたが、城の見学時間は5時までで、もう入れなかったので翌日見学することに。――ということで、翌朝は時間がなさそうだったので、土産物屋を心ゆくまで物色したのですが、特に欲しい物もなかったので、結局ステッカーだけを買い、その後はライン川が眺められるテラスでゼクトを飲みつつのんびりしました。

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ラインフェルス城のホテルの部屋より。ライン川を挟んで、手前がザンクト・ゴアール、奥がザンクト・ゴアールスハウゼンの町。
 
 6時にテラスの売店は閉まるので、いったん部屋に戻り、6時半過ぎにホテル内のレストランへ軽く食べに行きました。昼食がボリュームのあるシュニッツェルで、かつそのお店がコンディトライということで、ショーケースに並んでいたケーキが美味しそうだったので、テイクアウトで買ってきてあったのですが、せっかく来たので……。
 
 とはいえ、どう頑張ってもコースやムニュは食べられず。苦労してドイツ語メニューの単語を拾っていると、どうやら別刷りの季節メニューがアスパラガスのようだったので、ひと皿6本だというボイルドアスパラガスをN氏とシェアし、あとはアスパラガススープと地元の白ワインを注文しました。この季節のドイツといえば、正直なところ、ワインより何より、まずはホワイトアスパラガス。とりあえずこれが食べられれば満足な人間なので、十分堪能し、日程終了です。

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ライン川流域のアスパラガスの産地だというインゲルハイム産のホワイトアスパラ。穂先が最高でした。

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夕暮れのライン川。部屋に帰ってきたら、ちょうど陽が落ちたところでした。