昨日は仕事始めでしたが、4時半で終えて、丸の内のKITTEで開催されている「麒麟がくる」展に行ってきました。この催しについては知らなかったのですが、1月3日の大河ドラマの放送終了後にツイートを見ていたら、そんな情報を見つけたので。さっそくKITTEのホームページで確認すると12月30日~1月11までの日程で墨絵師の御歌頭さんが本展のために描き下ろした光秀絵も展示されるとのことだったので、緊急事態宣言のせいで見そびれて悔しい思いをすることがないように――とまたもや思って、早めに足を運びました。
1階アクアリウムでの展示なので、数は多くありませんでしたが、大河ドラマ館でも見なかった足利義昭や正親町天皇の衣装展示と、さらに、先月の放送で登場した小道具の蘭奢待まであったので、なかなか見ごたえがありました。
展示会場の入口にあったNHKのキャラクター、どーもくん光秀バージョンのパネル
KITTE描き下ろしの御歌頭作、明智光秀。本能寺、安土城郭資料館とも違う光秀です。
御歌頭作、織田信長
御歌頭作、帰蝶
御歌頭作、細川ガラシャ
御歌頭作、斎藤道三。展示物があって、正面から撮れませんでした。
大河ドラマ内で使用された蘭奢待と甲冑。向かって左は明智秀満、右は羽柴秀吉が着用。モニター画面は光秀の妻である妻木熙子役の木村文乃さん。1月3日に放送された熙子が亡くなる場面の映像が流れていました。
加えて、ビル内の飲食店では、光秀ゆかりの土地の食材を使用した特別メニューを出しているところが何軒かあったので、丹波牛のピッツァを提供している「ピッツェリアエトラットリアダ・ボッチャーノ」に行ってみました。しかし売り切れとのことだったので、ハッピーアワー料金のスプマンテと水牛のモッツアレラを使ったマルゲリータを食べて帰ってきました。
東京駅と直通で繋がる地下1階にある総合観光情報センター「東京シティアイ」にも御歌頭さんの絵がありました。光秀と熙子と思われます。
ついに、明日二度目の緊急事態宣言が1都3県に発せられることになりました。毎年1月の3連休には年1のスキーに行っているのですが、今冬は年末に行くことにしたので、伊東にあるクラシックホテル――川奈ホテルに行く予定だったのですが、年明けに知事たちが政府に要請した段階で宣言も時間の問題だろうと思ったので、年末の富良野スキーに続いてキャンセルしました。
……ということで、数か月前から入っていた休日の遠出の予定は先月第一週に行った遠征を最後にことごとく御破算になり、高齢の親元には近寄らず、仕事がある日は電車の時差利用を心がけ、遅く行って早く帰り、週に1~2日は商談やミーティングのない日を作って、できるかぎり在宅ワークもし、自分がやれる範囲の必要と思われる感染予防対策はしているので、「これ以上どうしろと言うんじゃい」というのが正直な気持ちです。
けれども、昨日のピッツェリアにも新年会と思しき危機感のない女子会6人組がいたので、こういう輩に医療崩壊が間近に迫っている(所によっては始まっている)現状に即した行動を伴わせるためには、もう宣言を出すしかないと思います。この時の店内の客は一人客の私とその6人組、他にはカップルの計3組。客が減って売上が厳しい店側としては断れず受け入れざるを得ないと思うので、客側が思慮分別のある行動をしなければならず、それができれば緊急事態宣言など出す必要はないと思うのですが、できない人がけっこういるみたいなので。はっきり言って政治家も愚かですが、国民も愚かです。禁止や許可を誰かに明確に決めてもらわないといい悪いを判断できない、いい悪いを自分で決めて自分の意志で主体性を持って行動できない人が多いように思えます。自分で決断できない政治家と国民――残念ですが、それが今の日本の実情です。単に、行動に責任を持ちたくなくて狡猾に身を処しているのかもしれませんが。
川奈ホテルに一緒に行く予定だった友人は、先月横浜で食事をしたときにこう言っていました――「日本は先進国じゃないから」と。近ごろ私もそう思います。そんな国の的外れな政治に振り回されず、コロナ禍の状況下にあっても、今後も悔いのない有意義な一日一日を送るべく努めたいと思います。