羽生雅の雑多話

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岐阜・京都神社遠征&明智光秀探訪12 その2~「麒麟がくる」ぎふ可児大河ドラマ館、岐阜関ケ原古戦場記念館、二条城

  翌日は、「十八楼」の大浴場のオープンが5時半だったので、混む前に入りたいと思い、珍しく5時に起床。温泉に入って部屋に戻ると、荷造りやら何やら出発準備をし、7時に朝食会場へ。食事後、8時半にチェックアウトして、長良橋バス停からバスに乗り、JR岐阜駅に向かいました。イベントスポットになっている可児の大河ドラマ館に行ったらまた岐阜まで戻ってきて関ケ原に行くので、キャリーバッグをロッカーに入れて改札口に行ったのですが、9時9分発はギリギリで間に合うか微妙だったので、観光案内所などで時間をつぶし、38分発の高山本線の各停電車に乗車。

岐阜駅前の織田信長像。今では見慣れた感がありますが、初めて見たときは鮮やかな金一色で驚きました。この日は雲一つない青空に燦然と輝く堂々とした立ち姿が、よく見るとマスク着用だったので、久しぶりにシュールだと思いました。

観光案内所にもいた織田信長サンと明智光秀サン。本当に気合いが入っているイベントです。

 

 10時20分に美濃太田駅に到着し、この駅止まりだったので、35分発の太多線の多治見行き各停電車に乗り換え、42分に可児駅に着くと、10時52分発の花フェスタ記念公園行きのバスに乗り、11時9分に到着。近ツーの宿泊プランに付いていた大河ドラマ館の入場引換券は岐阜か可児で使えるものだったのですが、岐阜のほうが先だったので、こちらでは岐阜の大河ドラマ館の入場券の半券を見せて、相互割引の料金でチケットを購入。可児を訪れるのは三度目でしたが、前回10月のプレミアムフライデーに来たときには、時間がなくて花フェスタ記念公園はパスしたので、大河ドラマ館は2回目。こちらも展示替えが見られて、リピートでも楽しめました。

大河ドラマ館がある花のミュージアムの入口にあった出演者のパネル。前回来たときにはなかったような気が……。

大河ドラマ館入口横の壁の光秀の写真。これも前回来たときにはなかったと思います。

大河ドラマ館に展示されていた明智光秀の衣装。前回はここに光秀の甲冑が展示されていましたが、今回の衣装は入口横の壁の写真で光秀が着ているもので、なるほどと思いました。しかもこの写真は若かりし頃の光秀――つまり明智荘で暮らしているときの場面なので、明智荘があった可児の展示にふさわしく、よく考えられているなぁと思いました。

イベントスポットなので、森蘭丸サンがおりました。可児にある兼山城の城主です。全然戦国武将っぽくないビジュアルですが(笑)。ここでは可児ゆかりの武将である光秀と蘭丸のゲーム内で使えるアバターがもらえました。

大河ドラマ館に入るときにもらった来館記念証。前回もいただきましたが、今回はなんとドアラバージョンでした!

 

 可児駅行きのバスは乗ってきたバスが折り返す11時16分発の次は13時11分までないので、帰りは12時33分発の明智駅行きKバスを利用することにしました。1時前に明智駅に到着し、13時6分発の名鉄広見線に乗り、一つ隣の新可児駅で14分発の中部国際空港行きに乗り換え、犬山駅名鉄岐阜行きの犬山線に乗り換え、14時9分に名鉄岐阜駅に到着。関ケ原方面に行く東海道線の岐阜駅の発車時刻が19分で、これを逃すと次は49分となり、3時までに関ケ原駅に着けないので、急いでJR岐阜駅へ向かい、ロッカーから荷物を取り出して乗車。

 

 予定どおり14時54分に関ケ原駅に到着し、イベントスポットになっている関ケ原駅前交流館に立ち寄り、買い物袋を持っている政宗サンと秀吉サンのアバターをゲット。それから関ケ原古戦場記念館まで歩くのに邪魔だったので、5時には閉まると店のスタッフに言われましたが、記念館も5時までなのでキャリーバッグをロッカーに預けることにしました。ロッカーの扉にはそれぞれ異なる戦国武将の名が書かれていたので、井伊直政のロッカーを選びました。

関ケ原駅前交流館にいた石田三成サン。まあ、関ケ原ですから……。

 

 関ケ原古戦場記念館の有料スペースは現在事前予約制で、旅行前にホームページから予約サイトに飛んだら、9時30分から15時30分まで1日30分ごとの全13回に区分され、1回の定員が9名とのことで、旅行中の日程はまったく空きがありませんでした。けれどもホームページをよく読むと、グラウンドヴィジョンとかシアター映像が見られないだけみたいなので行くことにし、運がよければキャンセルがあるのではないかと思い、最終回の15時30分のキャンセルを期待して20分には着くようにしました。予約していても10分前までに受付しないとキャンセルになるとのことだったので。その旨を入館と同時に声をかけてきたスタッフに話したところ、残念ながらキャンセルはないとのことでしたが、2階の展示室や5階の展望室は当日券を買えば見られると言うので、チケットを買って入りました。

 

 展示は関ヶ原の戦いについての説明なので、展示品はいろいろあるのですが、ほとんどが複製でした。戦の流れや、どういったものだったのかを解説するために必要とはいえ、実物は各所蔵元の貴重な財産なので集められず、こういった形になったのでしょう。そんな中でおもしろかったのが、関ケ原はベルギーのワーテルローアメリカのゲティスバーグと古戦場協定を結んでいるという情報で、そんな繋がりもあるのだと思いました。まだまだ知らないことがたくさんあります。

岐阜関ケ原古戦場記念館

明智光秀が参戦していない関ケ原の古戦場跡にもあった「麒麟がくる」出演者のパネル

大河ドラマ斎藤義龍が着用した甲冑

 

 展示室に続いて展望室を見たあと1階に下りて有料スペースを出ると、イベントスポットなので、スマホアバターをゲット。当然のことながら、家康サンと三成サンのアバターでした。それから記念館を出て、裏手にある徳川家康最後陣地を見学。その後、記念館の隣にある別館のショップに行くと、御城印みたいな古戦場印があったので、一番基本的で唯一買える「関ケ原」を購入。その他の個別の古戦場印は実際の跡地に行って撮ってきた写真を見せないと購入できないシステムになっていました。

関ケ原古戦場を示す石碑。下には「徳川家康最後陣地」と刻まれています。

紅葉と三つ葉葵紋の幟旗

陣地跡に立っている石碑。刻まれている文字は「床几場 徳川家康進旗験馘處」。つまり、ここで首検めを行ったということです。

別館のショップにいた徳川家康サン。まあ、関ケ原ですから……。

関ケ原」の古戦場印

 

 古戦場印の他に栗きんとんきんつばという菓子を見つけたので、そちらを買ってショップを出ると、記念館を後にして関ケ原駅へ。途中、井伊直政松平忠吉陣所跡と東首塚があったので立ち寄りましたが、4時半には駅前交流館に戻ってきました。乗る予定の電車の時間までまだ15分ほどあったので店内を見てまわりましたが、記念館のショップと同じような品揃えだったので何も買わず。買わないのに店の中をウロウロしているのもいかがなものかと思ったので、ロッカーからキャリーバッグを取り出し、駅へと向かいました。

駅に向かう途中にあった井伊直政松平忠吉陣所跡の碑。

首塚。床几場で検め終わった首はここと西首塚に葬られたそうです。

首塚の境内の紅葉

 

 16時48分発の米原行き快速電車に乗り、米原駅播州赤穂行きの新快速に乗り換え、18時12分に京都駅に到着。551蓬莱で豚まんとシューマイを買い、さらに、みやこみちの「ハーベス」でタカラ缶チューハイを買ってから、八条口から歩いて3、4分のホテルにチェックインし、部屋で飲み食いしながら見ていたNHKニュース7が終わると、ホテルを出て二条城へと向かいました。二条城はよくイベントで夜間公開をしているので、何かやっていないかと思い調べたら、12月7日まで「アートアクアリウム城~京都・金魚の舞~」という催しをやっていたので。時間は17時から22時で、受付終了が9時半なので、7時半から出かけても十分間に合いました。

 

 京都駅から地下鉄で二条城前駅まで行き、地上に出ると、思っていたより入口の列に並んでいる人がいましたが、入場人数を制限しているだけで、実際はそれほど混んでいませんでした。二条城に行ける時間があるかわからなかったので前売券は買えなかったため当日券をあてにしていましたが、当日券はなくはないがコロナ対策で発行枚数を絞っているとのことだったので、待たされるか、あるいは入れないこともあるかもしれないと思っていました。が、問題なくチケットは買え、待ち時間もなく、すぐに入場することができました。

 

 この催しはアートアクアリウム美術館の巡回展で、美術館は東京の日本橋にあるので、金魚自体は見ようと思えばいつでも見られるのですが、あまり興味がなかったので行ったことはありませんでした。けれども今回は、二条城を背景にしたアクアリウムなら独特の雰囲気があって見ごたえがあるのではないかと思い、足を運びました。ハコモノ世界遺産では舞台が違います。館内で見るより断然よかったと思います。

アートアクアリウムその1

アートアクアリウムその2

アートアクアリウムその2の青バージョン

アートアクアリウムその2の緑バージョン

アートアクアリウムその3

アートアクアリウムその3の緑&青バージョン

アートアクアリウムの屏風。生きている金魚が絵を作っているので、屏風絵は一期一会で、刻々と表情が変わっていきます。

二条城ならではのアートアクアリウムその1

二条城ならではのアートアクアリウムその2

個性あふれる金魚の顔その1

個性あふれる金魚の顔その2

個性あふれる金魚の顔その3

 

 9時過ぎに会場を出て、二条城の東大手門に向かうと、途中にいくつかの出店があるのですが、その中に錦市場の「魚力」があり、ハモかつを売っていたので、がっつり夕飯を食べたあとでしたが、誘惑に負けて1本買って食べてしまいました。そして、この時間でもまだ二条城の大休憩所が開いていたので売店に行き、今まさにレジをしめようとしていたスタッフに、御城印が欲しいのだがもうダメかと訊いたら、大丈夫だと言うので購入。通常版と10000枚限定で無くなり次第終了の限定版があったので、もちろん限定版を買いました。二条城には何度も行っているので、御城印があることはもちろん知っていて、御朱印とは違うので今まで買わなかったのですが、2月に行った丸岡城から御城印を集めはじめたので、次に訪れたときには買おうと思っていました。そうしたら、ちょうど限定版が出ているときだったので、ラッキーでした。

二条城の御城印。通常版は三つ葉葵紋の朱印だけですが、限定版は菊紋の朱印が一緒に押されています。城内に現存する飾り金具に刻まれた家紋だそうです。まあ、維新後は元離宮ですから。

 

 二条城を出ると、地下鉄で京都駅に戻り、10時前にホテルに到着。これにて長い一日が終了です。