羽生雅の雑多話

引越してきました! 引き続きよろしくお願いします!

観劇

井上芳雄、明日海りお、浦井健治、望海風斗の豪華すぎる競演~帝国劇場「ガイズ&ドールズ」感想

暑いです・・・6月で36度とは。いやはや、今からこれでは夏本番が思いやられます。 さて、二週連続で帝国劇場で上演中の「ガイズ&ドールズ」を観てきました。この作品は、みりおこと前宝塚花組トップスター明日海りおさんと、だいもんこと前雪組トップスタ…

宝塚メモ~礼真琴と星組の「ロミオとジュリエット」に足りなかったもの

日曜に宝塚星組公演「ロミオとジュリエット」を観てきました。私の好きな三大ミュージカルの一つで、宝塚での再演は2013年以来8年ぶり、しかも歌ウマトップスターのこっちゃん(礼真琴さん)主演とあっては絶対に見逃せなかったので、先月の雪組に続き再び宝…

宝塚メモ~上田久美子と望海風斗による化学反応というか相乗効果がもたらした驚きのシンフォニー

現在日比谷の東京宝塚劇場ではミュージカル「fff-フォルティッシッシモ-〜歓喜に歌え!〜」とレビュー「シルクロード~盗賊と宝石~」を上演中ですが、本公演は雪組トップスターのだいもんこと望海風斗さんのサヨナラ公演で、絶対に見逃したくなかったので…

宝塚メモ~物語がおもしろくない作品を無難にまとめた宙組の進化

10日ほど前に宝塚宙組公演「アナスタシア」を観てきました。ブロードウェイミュージカルで、ロマノフ家がらみのストーリーとくれば、見逃すわけにはいかず、先行予約に申し込んで当たったチケットなので、休演しないかぎり行く予定でした。 元ネタはディズニ…

宝塚メモ~三拍子そろった実力派新星組トップスター、礼真琴の課題

毎年ふるさと納税をしていて、今年は「本能寺の変お知らせハガキ」が届く福知山市の他、甲賀市に申し込みをし、先日返礼品が届いたのですが、開ける暇がなくて、本日ようやく開封しました。 信楽焼のトトロ(by『となりのトトロ』)と、カオナシ(by『千と千…

宝塚メモ~類稀な華の持ち主である新花組トップスター、柚香光

超久しぶりの宝塚メモです。なんと2月に書いた1月の宙組公演以来。仕方がありません、公演がなかったのですから。宙組の次は星組を3月に観劇の予定でしたが、コロナ禍で休演となってしまい、行けませんでした。その3月公演は新生星組のお披露目、次は新生花…

宝塚メモ~12月の月組&1月の宙組

久しぶりの宝塚メモです。 2週間ほど前に日比谷で宙組公演を観てきました。12月に月組公演も観たのですが、特に不満もなく、かといってリピートするほど感動したわけでもなく――といったところで、なおかつ京都遠征記事を書くのが精一杯で、観劇記事まで手が…

宝塚メモ~ついに「GOD OF STARS」と冠される域にまで達した、たたき上げのトップスター、紅ゆずる

もう半月以上前のことで公演もすでに終わっていますが、ベニーこと紅ゆずるさんのサヨナラ公演に行ってきました。演目は「GOD OF STARS―食聖―」と「Éclair Brillant(エクレール ブリアン)」。 いやぁ、おもしろかった。紅ゆずるの持ち味全開でしたね。フル…

宝塚メモ~トップ就任後もっとも明日海りおらしかった公演「ある御伽話」

久しぶりの宝塚メモです。 はや半月ほど前のことになりますが、宝塚に行ってきました。日比谷ではなく、兵庫県宝塚市にある大劇場――通称「ムラ」のほうです。宝塚歌劇の殿堂で開催された大浦みずき展以来の遠征なので、かれこれ5年ぶりぐらいになります。 当…

30年変わらなかった名作を変えた愛希れいか――東宝版「エリザベート」感想

三日ほど前、東宝版「エリザベート」を観に行ってきました。平日のマチネでしたが、愛希シシィ&井上トートの組み合わせのチケットが、そこしか取れなかったので……。ちゃぴ(愛希れいかさん)がエリザベートをやると知り、これだけはなんとかして観なくては―…

宝塚メモ~大きすぎる美弥るりかの功績と今後の穴

久しぶりの宝塚メモです。 前回の東京公演――花組の「CASANOVA」は、ゴールデンウィーク前のチケットが手に入らず、ドイツに行って帰ってきたら終わっていたので結局観られなかったのですが、その次の、現在日比谷で上演中の月組は、みやるりこと美弥るりかさ…

宝塚メモ~七海ひろき&礼真琴、彩凪翔&彩風咲奈の関係性の相似

昨日は日比谷で宝塚星組公演――「霧深きエルベのほとり」と「ESTRELLAS(エストレージャス)~星たち~」を観てきました。雪組「ファントム」の次だけに出来が心配でしたが、ミュージカルもショーもわりとよかったです。宝塚らしい二本立てでした。 ミュージ…

グレート・コメット~名作『戦争と平和』の登場人物による単なるドタバタ劇

本日、テニスで日本人の世界ランキング1位が誕生しました。大坂なおみ選手、おめでとう。全豪オープン優勝もおめでとう。いい試合でした。 女子テニスはナブラチロワが好きだったので、グラフ、ヒンギスの時代ぐらいまでは熱心に見ていました。ナブラチロワ…

宝塚メモ~雪組「ファントム」の殊勲者は彩風咲奈

3連休の三日目――月曜は、日比谷で宝塚雪組公演「ファントム」を観てきました。週の仕事が始まる前日は家でのんびりしたいので、慌ただしくなってもスキーは一泊二日にして丸一日休むようにしているのですが、今回の公演はとんでもないチケ難で、この日のチケ…

宝塚メモ~真風涼帆ファッションショー

大して感想もなかったので記事を書くのが遅くなりましたが、10日ほど前に宝塚宙組公演「白鷺の城」「異人たちのルネサンス」を観てきました。感想はひと言で、「ザ・ゆりか'S ファッションショー」。けれども、出ずっぱりの宙組トップスターが出てくるたびに…

宝塚メモ~久しぶりに目が離せなかった「エリザベート」by月組

日曜は日比谷で宝塚月組公演を観てきました。演目は「エリザベート」――私が一番好きな、特別なミュージカルです。もう本当に大好きで、最初に観てから20年以上経つ上に、その間いろいろな舞台を観ましたが、自分の中でいまだこれに勝る作品はありません。 私…

ミュージカル「タイタニック」辛口さらっと感想

一昨日、日本青年館でミュージカル「タイタニック」を観てきました。石川禅さん、鈴木壮麻さん、ヤンさん(安寿ミラさん)、きりやん(霧矢大夢さん)という豪華キャストの上、ディカプリオの「タイタニック」が大好きなので。映画は何度観ても飽きません。…

宝塚メモ~現花男のイチ押し! 踊れてスタイリッシュな水美舞斗

もう一週間以上前になりますが、宝塚花組公演「MESSIAH(メサイア)ー異聞・天草四郎ー」と「BEAUTIFUL GARDENー百花繚乱ー」を観てきました。 ミュージカルは「邪馬台国の風」よりはマシという程度の作品。雪組の「凱旋門」、星組「ANOTHER WORLD」、月組の…

宝塚メモ~お見事! 彩風咲奈の髪型七変化

こちらも一週間前に終わっていますが、千秋楽の前日に、宝塚雪組公演を観てきました。演目はミュージカル「凱旋門」と「Gato Bonito!!~ガート・ボニート、美しい猫のような男」。ミュージカルのほうは再演で、主演はなんと初演と同じ――轟悠理事でした。 わ…

宝塚メモ~紅ゆずるが真価を発揮した、好き嫌いを超える異色作

本日は宝塚星組公演「ANOTHER WORLD(アナザーワールド)」と「Killer Rouge(キラールージュ)」を日比谷で観てきました。掛け値なしにおもしろかったです。なんだかわからない勢いというか疾走感があり、完成度とかクオリティの高さとかは感じないけど、そ…

宝塚メモ~現役最強コンビ 珠城りょう&美弥るりか(+宙組プチ感想)

久しぶりの宝塚メモです。 ちょうど一週間前になりますが、赤坂ACTシアターで宝塚月組公演「雨に唄えば」を観てきました。 先月の宙組公演が、新トップスターゆりか(真風涼帆さん)のお披露目公演で、大好きなマンガの舞台化ということもあり、楽しみにして…

宝塚メモ~当代最強の三人・珠城りょう&愛希れいか&美弥るりか

4月になり、はや桜も散ってしまいました。 3月はいつものことながらバタバタしていて、先々週の土曜は教員で春休み中の高校時代からの友人と恵比寿にフレンチを食べに行き、先週の土曜は中学時代からの友人とそのヅカ友と宝塚観劇後にペニンシュラでプリフィ…

宝塚メモ~明日海りおにしかできない萩尾ゴシック世界の三次元化

本日は日比谷で宝塚花組公演、ミュージカル・ゴシック「ポーの一族」を観てきました。萩尾望都さんの同名マンガを、イケコこと小池修一郎さんがミュージカル化した作品です。 萩尾望都さんといえば、マンガ好きで知らない人はいないという大御所漫画家。私は…

宝塚メモ~主演男役歴20年。未知の領域を歩み続ける轟悠

本日は赤坂ACTシアターで宝塚星組公演「ドクトル・ジバゴ」を観てきました。星組公演ですが、トップコンビも二番手も出ない、専科の轟悠さん主演の公演です。 前回の大劇場公演「ベルリン、わが愛」でトップスターのベニーこと紅ゆずるさんしか印象に残らな…

望海風斗の歌の上手さを再認識させた柚希礼音主演「マタ・ハリ」感想

昨日は東京フォーラムで、元宝塚星組トップスター、チエこと柚希礼音さん主演のミュージカル「マタ・ハリ」を観てきました。中学以来の友人が一緒に観る予定だったヅカ友が家庭の都合で行けなくなったということで、急きょピンチヒッター。先々週の日生劇場…

宝塚メモ~抜群の安定感を誇る新雪組トップスター、望海風斗

ン十年ぶりかの大寒波のため、寒い日々が続いていますが、昨日ゲキ寒の中、なんとか重い腰を上げて日比谷へ行き、宝塚雪組公演、ミュージカル「ひかりふる路(みち)~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~」と、レビュー・スペクタキュラー「SUPER VOY…

宝塚メモ~トップスター紅ゆずるの色気でもっている星組

本日は日比谷で宝塚星組公演、「ベルリン、わが愛」と「Bouquet de TAKARAZUKA」を観てきました。宝塚オリジナルとしては可もなく不可もない作品だったので、以下さらっと感想です。 トップコンビをはじめ、歌も踊りもイマイチなので、正直なところ見甲斐が…

収穫は上原理生~赤坂ACTシアター「スカーレット・ピンパーネル」 感想

いったんは前の記事の後日談でさらっと書いたのですが、もう少し書こうと思い、改めて別記事にしました。 大山登拝の翌日、その後五日間ほど悩まされた激しい筋肉痛に見舞われつつも赤坂ACTシアターに出向き、「スカーレット・ピンパーネル」を観劇。階段を…

宝塚メモ~ダンスの花組を再認識させた宙組トップスター・朝夏まなと(+「All for one」リピ感想)

今年は秋が短いですねぇ。もうすぐそこまで冬が近づいてきているような感じがします。 例によって記事を書くのが遅くなりましたが、先週の季節外れの台風の前、12月中旬並に冷え込んだゲキ寒の日に、日比谷で宝塚宙組公演を観てきました。演目は「神々の土地…

宝塚メモ~小池修一郎のロミジュリ以来の傑作「All for One」感想

日曜は日比谷で宝塚月組公演「All for One~ダルタニアンと太陽王」を観てきました。組力に加えて作品力、そして生徒個々の力を感じた素晴らしい作品でした。テンポよくスピード感を保って進む隙がない構成、そのスピード感を殺すような無駄な場面が一つも…